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瞑想における呼吸法で自律神経を整える

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「瞑想」の効果として、注意力、集中力、ストレス管理、衝動の抑制、自己認識などの向上が挙げられるが、それらは「呼吸」へ意識を集中することによってもたらされる。

 

呼吸と自律神経

交感神経と副交感神経のバランスによって成り立つ「自律神経」は、意識的に行う行動をつかさどる「脳」と異なり、体温調整や血流など意識せずに行う必要がある生命維持機能をつかさどる。その自律神経を唯一意識的にコントロールすることができるのが「呼吸」だ。

 

交感神経は「興奮」を優位にし、副交感神経は「休息」を優位にする。しかし、男性は30歳、女性は40歳を境に副交感神経が弱まると言われている。これが年齢とともにストレスを感じやすくなったり、疲れが取れずらくなったりする原因だ。

 

体温調整や血流を意識的にコントロールすることは難しいが、無意識でも意識してもできる「呼吸」に集中することで、無意識に働く副交感神経を優位にすることができる。これによって自律神経のバランスが保たれ、冒頭のような効果がもたらされる。

 

瞑想における呼吸法

最初は心の中で「吸って」、「吐いて」と言いながらやってみよう。最後まで吐き切ることが重要だ。リズムは人それぞれあるが、3つ数えながら息を吸い、5つ数えながら息を止め、7つ数えながら息を吐く、など心の中で数を数えながらやるのがおすすめだ。呼吸から意識がそれたらまた戻すことを繰り返す。

 

呼吸の通り道は口ではなく「鼻」だ。できるだけゆっくりと数を数えながら、「鼻」で息をする。深呼吸と同じだ。胸を張って姿勢をよくする。どうしても口を使って大きく呼吸したいときは、吐くときだけ口からゆっくり息を吐くのもいいだろう。

  

よく腹式呼吸をするよう言われるが、丹田を意識すればより効果的だ。ちなみに丹田は座禅で用いられる言葉で、へそから指三本分ほど下の下腹部に位置する。ここに呼吸の圧力がかかるように意識することで、息を吐き切ることがより意識しやすくなる。

 

瞑想が習慣化してくれば、日常的に呼吸が浅く速くなった時にすぐ気付くことができるようになる。そんなときは落ち着いて深呼吸をしてみよう。意識的に落ち着きを取り戻せるはずだ。

 

おわりに

「瞑想」の効果は科学的にも認められており、著名人ではスティーブ・ジョブズビル・ゲイツなどがその実践者として広く知られている。スティーブ・ジョブスの「ハングリーであれ。愚か者であれ。」という言葉で締めくくられる講和はあまりにも有名だが、その中で自身が「がん」と宣告されてから「死」に向かい合ったときの話が出てくる。そんな中でもあれだけの偉業を積み上げられたのは、「瞑想」の効果が少なからずあったのではないかと思う。

 

瞑想は、健康的に生きたいと願う神経質な人にも、より良く生きたいと願う向上心の高い人にも効果的だ。

 

 

 

「明日死ぬとしたら、今日をどのように生きるだろうか?」

そう考えることができれば、毎日がより充実したものになるかもしれない。

 

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