活動量計で自律神経の乱れに気付こう
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前回、呼吸を意識することで自律神経が整られることを紹介した。だが、そもそも自律神経が乱れていることにすぐに気付くことは稀で、体調に異変をきたして初めて気付くことの方が多い。
自律神経が乱れれば呼吸が浅く速くなるので、常に自分の呼吸を観察できていれば気付くことができるかもしれない。しかし、5分、10分の瞑想とは違って常時呼吸に意識を向けておくことは日常生活では難しいだろう。
だが大丈夫だ。呼吸ではなく、心拍であれば ウェアラブル端末で計測、記録することができる。心拍も同様に、「興奮」の交感神経が優位になれば速まり、「休息」の副交感神経が優位になれば落ち着く。実際には直接心拍を測っているのではなく脈拍を測っているのだが、「心拍計」や、単に歩数などの運動だけを記録するものも含めて「活動量計」などと呼ばれる。
おすすめの心拍計、活動量計
ここでは心拍数を計測できる活動量計を2つ紹介しよう。基本的にはどれも充電式なので、数日に1回充電が必要だ。
Fitbit ChargeHR
【日本正規代理店品】Fitbit ワイヤレス活動量計+心拍計リストバンド ChargeHR Large Black FB405BKL-JPN
- 出版社/メーカー: Fitbit
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私も使っているが、時計も付いていて見た目や質感も悪くないので、腕時計代わりにも使うことができる。リストバンドの裏側には緑色のLEDが付いており、手首の毛細血管の収縮で皮膚の色が微妙に変化する様子から心拍数を計測する仕組みになっている。
ちなみに、リストバンドの長さの違いでLargeとSmallの2種類があるが、Smallはかなり短いので、手首が細い人でもLargeで問題ないはずだ。「Fitbit Charge」や「Fitbit Flex」は見た目が似ているが、心拍計は付いていないので注意しよう。
Jawbone UP3
【日本正規代理店品】Jawbone UP3 ワイヤレス活動量計リストバンド 睡眠計 心拍計 ブラックツイスト JL04-0303ABD-JP
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こちらは時計表示機能が付いていないため、ブレスレットのように腕時計と一緒に付けたい人におすすめだ。LEDを用いた光学式ではなく、リストバンド裏側の電極から微弱電流を流して心拍数を測定する仕組みのようだ。
こちらも「Jawbone UP」や「Jawbone UP2」には心拍計が付いていないため注意したい。
心拍計、活動量計の見方の例
まずはこちらの画像を見てほしい。僕のFitbitアプリの心拍数画面だ。安静時とは主に睡眠時の心拍数を日次で表示しており、年明けが62と高く、一度下がったが、また少し上がってから53まで落ちている。実は年明け早々に風邪を引いたときに62と高くなったのだが、その後の小さな山は風邪は治ったのになんとなく調子が悪かったときだ。
その後気付いて「鍼治療」や「銭湯」に行ったおかげで今は落ち着いているが、今思えばちょうど花粉が飛び始めたタイミングだったらしい。後になって今年は花粉が飛びだすのが早かったことをニュースで知った。
ちなみに花粉症は自律神経の乱れが原因とされている。そして、僕は極度の花粉症男だ。今はマスクで完全防備を進めている。
おわりに
日々の生活(Life)の記録(Log)を残していくことを「ライフログ」と呼ぶ。今回紹介した活動量計などは、まさしくライフログを実践するためのデバイスだ。記録を残すことで後から振り返ることもできるし、問題にすぐ気付くことができるようにもなる。そして、瞑想は自分の「記憶」という究極のライフログを振り返って自分と対話(self-question)することだとも言える。
「なんでいつも後悔ばかりしてしまうのだろうか?」
「なんでもっと早く気付けなかったのだろうか?」
なんでもネガティブに後悔ばかりしないようにする考え方も重要だが、早期に問題に気付けるように自己管理することも同じく重要なことだ。
自律神経を整える 「あきらめる」健康法 (角川oneテーマ21)
- 作者: 小林弘幸
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/08/29
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