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行き過ぎた「喜怒哀楽」の感情を抑えるシンプルな対処法

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最初に断っておくが、いつでも感情を抑えた方がいいと言っているわけではない。基本的には、嬉しいことがあったら喜べばいい。むかついたら怒ればいい。辛いことがあれば哀しめばいい。好きなことは楽しめばいい。

 

だが、それらが行き過ぎて周りに迷惑をかけたり、いつまでたっても気持ちの切り替えができないのなら、そうなる前の対処法を覚えておくのもいいだろう。今回は気付いたときにすぐに実行できて、即座に効果が期待できる対処法をまとめてみた。

 

目次

 

気分が高揚しすぎる「喜」

素直に喜んでいる人を見るとこちらも嬉しくなるものだが、たまに例外がある。例えば、ギャンブルや飲酒などで現れる異常な笑顔を見たときだ。周りは怖くなって近寄らないようになり、本人は早急に高揚しすぎた「喜び」を抑える必要がある。

 

それには「深呼吸」が効果的だ。日常的に深呼吸をする習慣がある人がどれだけいるのか不明だが、どんな人でも深呼吸をすれば多少の冷静さを取り戻すことができる。その間に気持ちを切り替えるための行動につなげる。

 

もちろん焦りや緊張から来る神経の高ぶりにも「深呼吸」は効果的だ

 

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「スー。ハー。スー。ハー。さてどうしよう。」

 

できるだけゆっくり、吸うよりも吐くことを意識する。呼吸法については以下の記事も参考にしてほしい。

 

行き過ぎた「喜」についてまとめてみよう。

  • 症状:異常な笑顔
  • 原因:ギャンブル、飲酒など
  • 対処:深呼吸
  • 関連:自律神経、日光、食事、睡眠

 

イライラが解消できない「怒」

人はなかなか怒りを表に出さないものだが、ひとたび怒りがあふれ出すと、その怒りは受け止めてくれる受け皿を探し、関係のない周りまでも襲う。周りから心配されたときには手遅れなことが多いので、その前に怒りにブレーキをかけ、少しずつ解消しておきたい。

 

それには「力を緩める」ことが効果的だ。怒りを覚えると、人は体に力が入る。手は固く握られて汗ばみ、足は力みすぎると震える。眉間にシワがより、強く噛みすぎてあご浮き出る。

 

そんな自分に気づいたら、まずは力を緩めてみる。握りこぶしの手をほどき、足は止めずにゆっくり歩くか動かす。意識して頬の力を抜き、歯を浮かせる。

 

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「人は人、自分は自分だ。余裕、余裕。」

 

一見「深呼吸」も効果がありそうだが、力むほどの怒りだと呼吸も乱れてうまくできない。それに、生物学的にも、人間は怒ると興奮して呼吸が早くなり、口呼吸になってしまう。危機回避のために運動能力を高めようとする闘争本能だ。

 

行き過ぎた「怒」についてまとめてみよう。

  • 症状:八つ当たり
  • 原因:人間関係、自己嫌悪など
  • 対処:力を緩める
  • 関連:筋弛緩法、温かい飲み物、湯、散歩

 

落ち込んだままの「哀」

人生、山あり谷あり。どんな人でも悲しみに暮れて泣きたくなるときがある。だが、いつまでも落ち込んでいると負のオーラを纏うようになり、気持ちを切り替えるタイミングをなくす

 

そんなときは「上を向く」ことが効果的だ。できるだけ広い空を見上げたい。屋内なら天井でもいい。窓があれば上でなくても外を見る。「下を見ない」と言うとネガティブだから「上を向く」と言い換えているだけだ

 

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「それでも地球は回っている。何小さなことでくよくよしてるんだ。」

 

自分でもどうしようもなく困ったら、どんなときでも人に頼るべきだ。手遅れなんてことはない。あなたがいないと悲しむ人は必ずいる。

 

行き過ぎた「哀」についてまとめてみよう。

  • 症状:唐突な涙
  • 原因:喪失体験、自信喪失など
  • 対処:上を向く
  • 関連:立ち上がる、軽い運動、対人関係療法

 

周りが見えなくなる「楽」

人間誰しも楽しく生きたいものだが、あまりに楽しんで夢中になっていると、周りが見えなくなって次第に疎まれる。人の不幸は蜜の味なのだ

 

楽しみたいのに楽しめない現代病

だが、現代日本において、このように人生を謳歌できる人は至極稀だ。逆に周りを見すぎてしまい、過度に自分を抑え込もうとする人の方が多いと思う

 

これはもはや現代病だ。パーソナルスペースの狭い都会コミュニケーション手段の発達した日本では、簡単に人の批判が伝わる。満員電車やインターネットなんかがいい例だ。まだ言うほど人生楽しんでいないのに、簡単に周りから疎まれるような環境に生きている。

 

そんなときは「あいさつ」が効果的だ。楽しさを人にお裾分けする感覚だ。暗い人にほど挨拶しよう。自分が楽しんだ分だけ、人を幸せにできると考えれば、いくらでも人生を楽しんでいい気になれる

 

「あいさつ」が難しいシチュエーション

本当は満員電車やインターネットでこそ挨拶が必要だ。。だが、難しい。。そんなときは、多少狂うしかないかもしれない

 

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「めんご、めんごー。許してー。たっはー。」

 

行き過ぎた「楽」についてまとめてみよう。

  • 症状:夢中になれない
  • 原因:狭いパーソナルスペース、リアルタイムなコミュニケーション手段など
  • 対処:あいさつ
  • 関連:ありがとう、コミュニティ貢献、ピエロ

 

おわりに

いかがだっただろうか。どれもすぐ実践できることなので、是非やってみてほしい。ちなみに僕は今ピエロになる練習をしているところだ。

 

 

「この感情を止める術はないのだろうか?」

感情を直接コントロールすることはできないが、行動から徐々に感情を変えていくことはできると思っている。

 

「怒り」がスーッと消える本―「対人関係療法」の精神科医が教える

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