ストレングス・ファインダーをやると「正確な自己紹介(自己分析)」が可能
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自分の強みがわかることで有名なストレングス・ファインダーのテストを受けてみた。結果は画像の通りだが、前評判通り当たっている気がする。。そして、テストだけでなく、「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」という書籍自体も大変いい内容だった。
目次
ストレングス・ファインダーとは
ストレングス・ファインダーは、 「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」という本に付いてくるアクセスコードで実施できるWebテストだ。本のサブタイトルにもある通り、「あなたの5つの強みを見出し、活かす」ためのテストとなっており、結果として自身の強みが5つ明らかとなる。
実際には強みは「知識」と「経験」で強化していく必要があるが、その元となる「才能」は人間が生まれながらに持つ特徴であり、一生変わらないものである。そう論ずる本書では、膨大な調査結果から34の資質に分類し、そこから5つの才能(じぶん)を見つけ出すテストとなっている。
誰もが生まれながらに持つ、不変でオリジナルな才能
本書で「才能」という言葉は、「無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターン」であり、なんら「自慢すべきものではない」と説明される。
気づいたら勝手に身体や心が動いてしまっているものであり、自然と継続できるものである。続けられるからこそ、成長する可能性が高い。本書における「才能」の定義を引用しておこう。
- 人の才能は一人ひとり独自のものであり、永続的なものである。
- 成長の可能性を最も多く秘めているのは、一人ひとりが一番の強みとして持っている分野である。
ちなみに、著者の所属会社であり、ストレングス・ファインダーの調査主体であるギャラップ社は、世界的な調査・コンサルティング会社であり、34の資質のうち5つの資質がまったく同じになる確率は3300万分の1とのことだ。
自分だけの特長的な資質(新宮 慶の場合)
本書の第3章にテストのやり方についての説明書きがあるので、そこまで読み進めてから受けてみた。ちなみに、テストは所要時間が約35分、制限時間が1問20秒なので、余裕を持って開始した方がいい。
それでは僕の結果を見てみよう!
第一位 内省
あなたは考えることが好きです。あなたは頭脳活動を好みます。
人生とは何か、昔からそんなことをよく考えたものだ。
あなたは脳を刺激し、縦横無尽に頭を働かせることが好きです。
刺激のない日々が続くと、それだけで憂鬱になる。
あなたは独りの時間を楽しむ類の人です。なぜなら、独りでいる時間は、黙想し内省するための時間だからです。
昔から興味を持ったものに集中しすぎて、ご飯を呼ぶ声も聞こえなかった。
あなたは内省的です。ある意味で、あなたは自分自身の最良の伴侶です。あなたは自分自身にいろいろな質問を投げ掛け、自分でそれぞれの回答がどうであるかを検討します。
このブログのタイトルを「人生はSelfQuest」としたのも、偶然ではなかったようだ。
この内省作業により、あなたは実際に行っていることと頭の中で考えて検討したことと比べた時、若干不満を覚えるかもしれません。
僕のメンタル的な弱点は、「自己との対話」で考えたことと現実に起こることとのギャップをストレスと感じるからかもしれない。
心配性で、思い込みが激しく、うまくいけばすぐに調子に乗り、うまくいかないとすぐに落ち込む。
現状をあるがままに受け入れ、今を生きようとすることが苦手だ。
そんな特性は簡単には変えられないので、瞑想でしっかり内省の時間を取ることが効果的なのかもしれない。
もちろんいい面もあって、内省による予行練習(イメージトレーニング)で、外交的に振る舞うこともできるし、臨機応変に対応しているように見せることもできる。
ただし、事前の準備に時間がかかり、多少の慣れと経験を得るために、PDCAを回していく必要がある。
そのためには、日々アウトプットできる場とまとまった時間が重要なのだと思う。
この人はまずまちがいなく活字の虫である。
正解!
第二位 収集心
あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。
ハードよりもソフトを集める傾向がある。より正確に言うと「言葉」を集める。昔から「なぜなぜ」と質問することが多かった。
あなたのような考え方の人は、いろいろなものに好奇心を覚えるのです。世界は限りなく変化に富んでいて複雑なので、とても刺激的です。
刺激のない日々が続くと、それだけで憂鬱になる。
もしあなたが読書家だとしたら、それは必ずしもあなたの理論に磨きをかけるためではなく、むしろあなたの蓄積された情報を充実させるためです。
正解!
もし旅行が好きだとしたら、それは初めて訪れる場所それぞれが、独特な文明の産物や事柄を見せてくれるからです。これらは手に入れた後、保管しておくことができます。
必ず旅先では食べ物より形の残る置物を買って帰る。最悪「石」を拾って帰る。我が家には、色とりどりで珍しい形をした石ころが飾られている。
あらゆる利用の可能性を考えているあなたは、モノを捨てることに不安を感じます。
物に対しても、人に対しても、僕はあきらめることが苦手だ。
あなたは物や情報を手に入れ、集め、整理して保管し続けます。それが面白いのです。それがあなたの心を常に生き生きとさせるのです。そしておそらくある日、その中に役に立つものが出てくることでしょう。
僕は「メモ魔」だ。メモをしないと不安になる。そして、アイデアはひねり出すものではなく、組み合わせるものだと考えている。
第三位 学習欲
あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。
刺激のない日々が続くと、それだけで憂鬱になる。
最初にいくつかの事実に接することでぞくぞくし、早い段階で学んだことを復誦し練習する努力をし、スキルを習得するにつれ自信が強まる――これがあなたの心を惹きつける学習プロセスです。
昔から興味を持ったものに集中しすぎて、ご飯を呼ぶ声も聞こえなかった。
短期プロジェクトへの取組みを依頼されて、短期間で沢山の新しいことを学ぶことが求められ、そしてすぐにまた次の新しいプロジェクトへに取組んでいく必要のあるような、活気に溢れた職場環境の中で力を発揮します。
仕事ではよく担当を変えられて、プロジェクトの立ち上げや立て直しを任される。
この「学習欲」という資質は、必ずしもあなたがその分野の専門家になろうとしているとか、専門的あるいは学術的な資格に伴う尊敬の念を求めていることを意味するわけではありません。
昔から一位に輝いた経験がほとんどないが、上位に入ればそれだけで満足してしまうからだろう。
第四位 成長促進
あなたはほかの人たちが持つ潜在的な可能性を見抜きます。実際のところ、潜在的な可能性があなたのみている全てであることも多いのです。
物に対しても、人に対しても、僕はあきらめることが苦手だ。
あなたの考えでは、完全にできあがった人間は存在しません。誰もが進歩の途上にあり、可能性に溢れています。だからこそあなたは人々に惹きつけられるのです。
僕は子どもが好きだ。それでも、人間スタートを切るのに遅いということはないし、年齢は関係ないと考えている。
あなたがほかの人と互いに関わりを持つ時、目指しているのは彼らに成功体験をさせることです。あなたは彼らを挑発する方法を探します。彼らの能力を伸ばして成長させるような、興味深い経験を計画します。そしてその間ずっと、あなたは明らかな成長の徴候が現れるのを待ちかまえています。
僕は人に気づきを与えることが好きだが、気づいてくれるまで待つことしかできない。
そのうちに多くの人があなたに助けと激励を求めるようになるでしょう。なぜならある段階で、彼らはあなたの助けは心からのものであり、同時にあなたに喜びをもたらすものだと分かるからです。
そうなるといいなぁ。
第五位 着想
着想とは、ほとんどの出来事を最もうまく説明できる考え方です。あなたは複雑に見える表面の下に、なぜ物事はそうなっているかを説明する、的確で簡潔な考え方を発見すると嬉しくなります。
何でもシンプルな物や考え方が好きだ。ルールやパターン化、一貫性を好む。
着想とは結びつきです。あなたのような考え方を持つ人は、いつも結びつきを探しています。見た目には共通点のない現象が、何となく繋がりがありそうだと、あなたは好奇心をかき立てられるのです。
僕は「メモ魔」だ。メモをしないと不安になる。そして、アイデアはひねり出すものではなく、組み合わせるものだと考えている。
あなたは誰でも知っている世の中の事柄を取り上げ、それをひっくり返すことに非常に喜びを感じます。それによって人々は、その事柄を、変わっているけれど意外な角度から眺めることができます。
僕は人に気づきを与えることが好きだが、気づいてくれるまで待つことしかできない。
それらは明瞭であり、逆説的であり、奇抜だからです。これらすべての理由で、あなたは新しい着想が生まれるたびに、エネルギーが電流のように走ります。
「要するに」とか「逆に」とか言わないようにしないと。。
他の人たちはあなたのことを、創造的とか独創的とか、あるいは概念的とか、知的とさえ名付けるかもしれません。おそらく、どれもあてはまるかもしれません。どれもあてはまらないかもしれません。
昔から周りの評価が分かれる子供だった。今もそうかもしれない。
確実なのは、着想はあなたにとってスリルがあるということです。そしてほとんど毎日そうであれば、あなたは幸せなのです。
刺激のない日々が続くと、それだけで憂鬱になる。
感想
僕は哲学者にでもなるべきなのだろうか?
本書によると、リサーチ、マーケティングなどが向いているらしい。これまでやってきた仕事だ。
他には、人事、教育などが向いているらしい。昔からうっすらと興味がある分野だったのが、今回より明確な目標となった。
もしくは、ビッグデータを収集する喜びに浸りながら、それらを組み合わせてAI(人工知能)を成長させるような仕事もしてみたいとか思った。
おわりに
なんだか新宮 慶の「正確な自己紹介」みたいになってしまった。僕は、「収集」して「学習」し、「内省」して「着想」し、それらによって人を「成長」させようとする生き物らしい。
ネガティブに書いてしまったところもあるが、これからは5つの才能(じぶん)を不変でオリジナルなものとして、強みにできるようにしていきたいと思っている。
本書にはこんなことが書いてある。
自己認識によって自信が得られれば、「〜しなければならない」という強迫観念を断ち切ることができる。(中略)確固たる人生を築きたければ、資質や資質が生み出す強みが語りかける声だけに耳を傾けるべきだ。
「なぜ自分の弱みにばかり目が行ってしまうのだろうか?」
弱みにしろ、強みにしろ、まずは自分のことをよく知ることが重要なのかもしれない。
ちなみに、古本だとWebサイトへのアクセスコードが使用済みで、テストが受けられないので注意が必要だ。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
- 作者: マーカスバッキンガム,ドナルド・O.クリフトン,田口俊樹
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2001/12/01
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